まず、市民の声に耳を傾け、市政に届けよう
「交野市の公共交通の充実を求める会」 波田哲弘
京阪バスが交野市内で走っている路線バスの大部分は3月22日で廃止されます。戦後、「公共交通」と言われながらバスについては、多くが民間に委ねられてきました。赤字と運転手不足による民間バスの撤退が全国で相次いでいます。今後は、自冶体が主導になってバスなどの公共交通を構築していくことになるでしょう。交野市が事業の継続(一部路線変更等有り)を決めたことは嬉しい限りです。
一方で、交野市の市長や担当職員がバスを利用していることは多分ないでしょう。別に市職員を責めるのでありません。現役労働者の大部分は通勤で利用する以外はバスを利用することは稀です。普段、利用していない人だけでバス路線等を決めても、どうしてもしっくりこないでしょう。
『バスがないと困る』、『今は大丈夫だが、10年後は?』等、市民の生の声に耳を傾け、そこから地域の公共交通がどうあるべきか、を一緒に考えていこうと「交野市の公共交通の充実を求める会」ではアンケートの取り組みを始めました。
公共交通は自冶体と市民の共同作業でないとうまくいきません。

「交野市の公共交通の充実を求める会」は、1月27日、藤が尾府営団地で、第一回のアンケート集めを行いました。住民のみなさんの生の声を聞きながら、アンケートに記入してもらいました。
写真は、アンケートに応じる住民の方
市民のニーズを聞き、もっと利用しやすいバス路線を
アンケート活動は、いろんな方やいろんな団体が始めたばかりです。訪問して何通集めたなど聞きますが、これからです。妙見坂のKさんの取り組みを紹介します。
Kさんは、すでに個人的な結びつきの方から26通のアンケートを集めています。もっと多くの方へアンケートの声が聞けないものかと、独自のチラシをつくり、Kさんの町内の方78軒に声をかけて配布し、後日回収にあがることをお願いしました。チラシには
『今年の3月22日に、京阪バスのほとんどのバス路線が廃止され、交野市は、3月23日から今までの京阪バス路線を一部改善し、4路線で運行します。妙見坂のみなさんの要望であった河内磐船駅への路線が復活したり、バス代250円が200円になります。また、いろんな要望もこの機会に出し合い交野市に届けていくことが、より良いバスや公共交通の改善につながります。
「交野市の公共交通の充実を求める会」では、バスや公共交通について、市民の声やニーズを聞くアンケートを実施しています。市民の「交通権」が保障され、だれもが気軽に移動できる交野市にしていくため、アンケートへのご協力をお願いしています。アンケートの結果は、・交野市や市議会全会派に届けます。・アンケートの結果を公表します。・報道機関にアンケートの結果の記事掲載を要望します。』
まわってみての反応!
・アンケートは多くの方の声が集まれば良いですよね。20人から集めるのでアンケート用紙を下さい。
・一時間に一便は、行きは使えても、帰りはあてにできません。二便にならないか、200円は嬉しいが・・『バスに乗ろう!』の運動を。
・ICOCAや通勤定期は使用できるのか。
・運転手をどうして確保していくのか大変な課題を交野市がバス路線の継続を決めたことに感謝します。
・バスの運行を見ていると、沢山乗客が乗っているようには思えない。小型バスでも良いのではないか。
アンケートに取り組んでいただける方を募集中!
今号の交野革新懇ニュースと一緒にアンケート用紙をおろします。より多くの人の声を交野市に届けていくためアンケートをお願いします。
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