ほうそのに、ミサイル弾薬庫!?

呉羽真弓さん 平和
わかりやすく講演する呉羽さん

「黙って見過ごしてよいの」

声を上げることは今を生きる者の責任

 呉羽さんが講演の冒頭で、祝園ネット結成時に引用したおもいです。「声を上げることは今を生きる者の責任」

 呉羽さんが木津川市会議員のとき、新潟県の加茂市長が、国のあり方を変える、大変重要なことを国民の理解を置き去りにして進める、その手法を批判して、「憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認反対する意見書」を議会で提案。11対12の僅差で否決されましたが・・・

会場いっぱいに詰めかけた参加者

 ※元防衛庁官僚で新潟県加茂市長の小池清彦さん「集団的自衛権の行使にひとたび道をひらいたら拡大を防ぐ手立てを失う」と警鐘。「集団的自衛権の問題は日本の将来に関わる話、声を上げることは今を生きる者の責任だ」と指摘されています。祝園を知れば知るほど、「声を上げることは今を生きる者の責任」の言葉がよみがえってきます。黙って見過ごしていいのかと。

呉羽さんのお話の要旨

 1939年3月1日、枚方禁野で大爆発が起こりたくさんの人が亡くなった。この爆発により移転が検討され、代替地として当時里山だった祝園に弾薬庫が新設されることになった。戦後は米軍の弾薬庫として朝鮮戦争等で使用された。1958年にアメリカ軍から日本に返還されることが決まると基地返還運動が大きく広がった。1960年2月26日、精華町町会で全員一致で認めることにした。しかし条件をつけようと、23項目の条件をつけ確認書を締結した。その中で大事なものとして、「現在以上の施設の拡充はしない(用地施設の拡張)」や、「貯蔵能力を7000トン以上はしない」等であった。

 2025年2月14日、近畿中部防衛局へ三度目の申し入れを行い、文書回答を求めた。その内容は

(1)増設計画による住民不安を払拭するために住民説明会の早期開催を

(2)25年度予算、説明もなく突然の6棟追加、今後さらに増やす計画はあるか?

(3)祝園にミサイル配備するのか明らかに

等である。過去3回無回答。

 ところが今年8月祝園弾薬庫の増設工事を強行。7月に工事着工のための住民説明会(精華町・京田辺市)では、住民の心配や不安の声が多数出され、中部防衛省局側が防衛機密を理由にミサイル保管の有無を含め回答を拒否したことから住民の不安や批判が強まっています。

今後の取り組みとして大事なことは、「祝園の問題を広げていくこと、突然の工事強行、抗議行動、声を上げ、秋の祝園全国集会を成功させること」と結びました。

参加者の声

(沢山いただきましたが一部を紹介します)

  • 具体的で良かった。知らないことが多く連帯してたたかいたい。
  • 講演で紹介された加茂市長の発言、祝園ネットを立ち上げた呉羽さんの思い本当に良くわかります。私もがんばりたいです。
  • 今の現状にぴったりの内容。知って声を上げることが大切だとひしひしとわかりました。この講演会の企画良かったです。
  • 交野から近い学研都市にミサイル弾薬庫、住民への説明もなく、戦争準備が進められ本当に恐ろしいことです。学び行動すること。
  • 呉羽さんが一階の展示ロビーに貼られていた、禁野火薬庫の爆発で、その音は京阪奈一帯に響き渡り、火災の噴煙は京都から遠望できた。(京都四条大橋から遠望する沢山の群衆)の写真を講演で紹介していましたが、祝園の爆発は、禁野爆発の比ではない。「有事の際の標的」「事故による爆発」「地震による」増設を止めなければと思った。

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