アオギ 天野が原 久保俊雄
日本原産で東北の宮城県以西に広く分布し、低山の杉林や照葉樹林内、雑木林などでも見かけられます。
日陰でもよく育つ常緑低木で、挿し木でもよく増えます。葉も茎も青いので「青木」と名付けられてます。
雌雄異株で、春に枝先に円錐花序の穂のように小さな四弁花多数つけます。花房が大きいものが雌株である。花色は紫褐色であまり目立ちません。

秋になると雌株に楕円形の小指大ほどの果実が赤く熟し、十二月から五月ごろまでついています。熟し実に主にヒヨドリに食べられるようです。冬季に、真つ赤に熟した実をつけ、つやのある葉の間から見え隠れする様に風情あると、冬枯れの庭木彩りとして、また坪庭などにも取り入られています。庭木としての歴史も長いことから、斑入り葉の種類も多く、木の高さの高低など数多くの園芸品も存在します。 民間薬として、この葉を火にあぶって、ペースト状にしたものを火傷、腫物、創傷に効くと塗られた経験をお持ちの方もあるかと思います。
胃腸薬をはじめ万能薬として有名な「陀羅尼助」はキハダの煎汁とこの葉から作られています。


コメント