マイカー中心の社会でいいの?

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 交野市の公共交通の充実を求める会 波田哲弘

バス停にイスの設置を    

 交野市が運営している「おりひめバス」の多くは1時間に1本の運行となっているため、バスが来るまで結構待たされる場合があります。バス停にイスが設置されているとホッとします。

 交野市の公共交通の充実を求める会(以下「会」)では、昨年12月にバス停の椅子の設置状況について調査しました(下の表)。椅子が設置されているバス停は22%でした。昨年秋、会は箕面市のデマンドバスの見学に行きましたが、箕面市のコミュニティバスでの椅子の設置率は70%とのことでした。

バス停の椅子の設置状況
中部ルート33%
東部ルート17%
北部循環ルート 0%
星田駅コモンシティルート 星田往復ルート  29%
星田駅南星台循環 ルート(平日 昼間)  35%
交野市駅南星台 循環ルート  24%
   計22%

 バス停への椅子設置に必要な費用はバス増便に比べるとわずかな額です。京阪バス撤退とおりひめバス開始で交野市が椅子の事まで頭が回らなかったかもしれませんが、早急に手を打っていただきたいものです。

 バス停に椅子の設置を!という訴えには、普段バスを利用していない人も反対はしないでしょう。では、自家用車での移動をやめてバス等の公共交通に切り替えよう!と言われたらどうですか?『でも、バスは不便だしなぁ』という声が聞こえてきそうです。『バス運行をもっと充実させて、利用しやすくすればいいじゃない』と言うと『でも、交野市の財政支出が増えるやろ』との反論が返ってきそうです。

自家用車からバス・電車等の公共交通への利用変更の検討が必要ではないでしょうか。大阪の1・3倍の面積があるルクセンブルグでは、公共交通利用促進のため国内の公共交通はすべて無料にしました。

 自家用車より公共交通を利用した方が健康に良いことは各種報告されています(例えば、車通勤の人は公共交通利用者より約1・5倍も肥満の人が多い)。

 富山市で65才以上の市民に1乗車100円で乗車できる制度を導入したところ、京都大学の研究では「年間約1億円の支出に対して医療費が約7億9千万円削減された」とする報告があります。高齢による免許返納、若者の車離れ等も考えるとマイカー優先の社会を考え直す時期に来ているのではないでしょうか。

 昨年のニューヨーク市長選で当選したマムダニ氏は選挙公約で「バスの無料化」を掲げました。今年9月には交野市長選挙があります。自身の老後も見据え、又、子や孫が住み続けたいと思うような地域社会とはどんな社会か考える良い機会にしたいですね。

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