あなたの街へ 唄いに行くよ・・・

たみうた 文化・レクリエーション
たみうた

 私たちは暮らしの中で感じるうれしいこと、悲しいこと、ハラの立つことなど、さまざまな想いを紡いで曲をつけ、唄い続けています。”民唄開拓舎”(たみうたかいたくしゃ)として発足した当時は20~30代のメンバーが10数人もいて「うたで世の中変えるんや!!」と若さにまかせたエネルギーで、仕事とうたを両輪に走り続けていました。

 ところが時がたつにつれ「ひとりで自由 に唄いたい」「仕事が忙しくなり、うたどころではなくなってきた」「故郷に帰ることになった」など、さまざまな事情でひとりふたりと去っていき、一番信頼していた仲間も15年前に乳がんの再発で他界….私たち夫婦だけになってしまいました。以降数年間は消極的な空気をかもし出していたのか「唄いに来て~」という声も年に一度あるかないかに減少、心ゆさぶられることがあればうたを創り、知人・友人や後援会からの依頼で小さなコンサートをしたり、コツコツと充電期間を過ごしていました。

 そして、ここ2~3年、特に昨年は「唄いに来て~!」の回数が増え、必然的に曲創りや練習量も増えて「まだしばらくうたえそうやなあ、この年令(夫69才、私74才)で声をかけてもらえるのは幸せなことやなあ」としみじみ感じた一年でした。

 グループ名をたずねられることも多くなり、結成時の想い(暮らしに根づいたうたを唄う)を残して「たみうた(民唄)」として改名しました。

♪足あと♪

♪淡路島  いざなぎ神社横にある廃校間近の小さな小学校で卒業生を送るコンサート 

⇒ 42人の子どもたちの元気な声が体育館にひびきわたりました。

♪私部長寿会総会  交野市年金者組合 4年ぶりの長寿を祝う集い 

⇒ 年を重ねても集うことができきる幸せを喜びあいました。

♪CD  ”みんなの我が家”を作成 

⇒ 父がお世話になった(グループホームきさべ)で折りにふれ創ってきた5曲。仲間とともに練習と録音を重ね、あたたかい作品集ができました。

♪いわき総合法律事務所主催の”お楽しみ講演会” 

⇒ 過労死をテーマにした曲を依頼され猛練習をして30年ぶりに唄いました。

♪”きさいちまなびあい”でクリスマスの音楽会 

⇒ 月2回放課後子どもたちが松宝寺に集まり、宿題をしたり、遊んだり、学んだり…寺子屋のような素敵な場、お寺の本堂で、子どもたちは唄って、踊って、しゃべってエネルギーを爆発させました。


「世の中を変えてやる~!!」なんて、もうそんなエネルギーはありませんが、想いを届け、声を合わせて一緒に楽しむ….そんな”みんなで創るコンサート”を、これからもひとつずつ積み重ねていきたいと思っています。

 さみしくなってゆく人々の心に あたたかいうたを

 すさみゆく人々の心に 人間のやさしさを

 前をむいて歩く人に 勇気と連帯のうたを….

      2025.1.20 たみうた 村上雅人 清子

コメント

タイトルとURLをコピーしました