スイカズラ
天野が原 久保俊雄
日本全土に分布し、山野の明るい半日陰や日当たりの良い開けた場所に自生して、甘く優しい香りの花を咲かせます。筒状の花の奥に蜜が貯まっているので、摘み取って花の付け根を吸われた経験がある方もおられると思います。スイカズラという名の由来はここから吸葛(スノカズラ)となったといわれています。別名で忍冬(ニンドウ)とも呼ばれますが、冬でも枝先に緑の葉を残す様子から冬を耐え忍ぶという意味で名付けられたといわれています。
スイカズラは卵型の葉が2枚向かい合わせに生え、その葉の付け根から2つの花が咲きます。
花の基部についた葉は苞が変化したものです。この特徴が見られるのはスイカズラの仲間だけだといいます。花に上下に大きく分かれた花びらとその中から飛び出しているように見えるシベ類が印象的です。つぼみは淡いピンクを帯びた白で、開花すると白く、咲き進むにしたがって黄色に変化することから金銀花という別名もあります。花も綺麗でにおいも良いことからフェンスなどに絡ませて栽培されている方も見かけます。生育力が強く植物で、挿し木でよく増殖します。園芸店でハニーサックという名で販売されている事があります。その他、園芸品種(外国産)として赤色の花が咲くツキヌキニンドウが販売されています。



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